お墓を移動すると不幸になる?引っ越しにかかる費用相場や手続きの流れ – ゆめみどう

お墓を移動すると不幸になる?引っ越しにかかる費用相場や手続きの流れ

お墓を移動すると不幸になる?引っ越しにかかる費用相場や手続きの流れ

「体力的にお墓の管理が大変になった」「承継者がいない」などでお墓移動を考える方も多いのではないでしょうか。特に少子高齢化が進む中、お墓のあり方を改めて考えなくてはならない時代となりました。

しかしお墓を移動して墓じまいをしようと思っても、何から手をつければ良いのか迷うことがあるかもしれません。お墓を移動するには、複数の書類を揃えたり行政手続きを踏んだりする必要があります。

そこで本記事ではお墓移動の基礎知識や流れ、引っ越しにかかる費用をご紹介します。また「お墓を移すことで不幸になったらどうしよう」と心配している方に対して、どのような心づもりでいれば良いのかも解説しているので、ぜひ参考にしてください。

お墓を移動させると良くないのは本当?

「お墓を移動させることで不幸になる」という噂があり、お墓を別の場所へ移すことに抵抗を感じる方も多いのではないでしょうか。ここではお墓移動が不幸になると言われている理由や、お墓移動が選ばれる理由に関して解説します。

お墓移動が不幸になると言われる理由

お墓移動が不幸になると言われる理由の一つは、祟りや呪いなどの噂が存在するためです。一部の地域や人々の間で、墓地や墓を移動することによって「祖先や霊的な存在が不運や災いを引き起こすのではないか」と信じられていることが背景にあります。

しかし、お墓移動が不幸につながるというのは誤解です。なぜなら、お墓の移動は祖先やご先祖様に対する敬意と配慮のもとで行われるからです。

お墓を移動する場合は正式な手続きや儀式を通じて、ご先祖様に対して敬意を表することが一般的です。そのためご先祖様が安らかに眠り、家族にも幸福をもたらしてくれます。したがってきちんと対応すれば、お墓の移動によるリスクはほとんどないと言えるでしょう。

お墓移動が選ばれている理由

お墓の移動を選択する人々には、以下のような共通する特徴や理由があります。

 

  • ●お墓が遠くてお墓参りができない
  • ●お墓を引き継ぐ人がいない
  • ●お墓の管理が大変

 

転職や結婚などをきっかけに、遠方へ移住するケースが増えており、お墓参りに行くのが難しくなった方がお墓移動を考えることが多いようです。

さらに少子高齢化の影響でお墓を承継する家族がいないなど、承継できる人が減少しているのもお墓移動が選択される理由の一つと言えます。

また、身体的な理由でお墓参りが難しい方は、お墓の管理が大変と感じることがあるかもしれません。さらに、お墓の供養や手入れが行き届かなくなる懸念が生じることがあります。

お墓を移動して管理しやすい場所に変更することが多くの方にとって現実的な解決策となるため、お墓の引っ越しを選択する方が多くなったのです。

お墓を移動する方法は主に4つ

お墓を移動する方法は主に以下の4つです。

 

  1. 1.遺骨と石碑を移動させる
  2. 2.遺骨のみを移動させる
  3. 3.一部の骨壺を移動させる
  4. 4.一部の遺骨を移動させる(分骨)

 

ここではそれぞれの方法を詳しく解説します。

①   遺骨と石碑を移動させる

遺骨と石碑をそのまま移動させる方法には、新しい石碑を購入しなくて良いという利点があります。ただし移転先の墓地や霊園に石碑を持ち込めるかの確認が必要です。また移動先の墓地や霊園の規模に合わせて、石碑のサイズを調整しなくてはならない場合もあります。

石碑の移転後は既存の墓所を更地に戻すために、既存のお墓を撤去する「墓じまい」を行います。遺骨と石碑の移動は、故人への敬意を持って丁寧に行わなくてはなりません。

お墓移動の手続きや準備には時間がかかることもあるため、余裕を持って計画を立てることが大切です。

②遺骨のみを移動させる

遺骨のみを移動させるパターンは、遠方への引っ越しや移転の際によく利用されます。お骨すべてを移動させる場合、新しい石碑を用意し、既存の墓所を撤去処分して更地に戻すことが一般的です。

遺骨と石碑を一緒に移動させるより輸送費用が少なく済むため、新しい墓石を購入することになってもコストが抑えられるケースが多いです。

遺骨を慎重に取り扱い、専用の容器に納めて搬送し、移動先で遺骨を再埋葬してから新しい石碑を設置する流れとなります。

③一部の骨壺を移動させる

一部の骨壺を移動させる手段は「一部改葬」と呼ばれます。移転先で新しい石碑を用意し、既存のお墓はそのまま残す方法です。墓地や霊園の規制や条件を確認し、適切な石碑を選びます。

ただし一部改装には現在のお墓と新しいお墓の管理が必要になります。そのため遺骨の一部を移動させる場合は、親族と事前に相談することが重要です。全員が納得する形で手続きを進めましょう。

④一部の遺骨を移動させる(分骨)

遺骨の一部だけを移動させる方法は「分骨」とも呼ばれます。「家族間で遺骨を分け合いたい」「複数の場所で故人を供養したい」という希望がある方に選ばれることが多いです。例えば故人が生前愛着を持っていた場所がある場合や、家族が住む地域が異なる場合などが挙げられます。

また墓じまいを行う際に、遺骨の一部を新しい場所に移動させることもあります。これによって新しい形で故人を供養することが可能です。

なお分骨のみ行う場合、改葬の公的な手続きは必要ありません。代わりに元の墓地の管理者や火葬場から「分骨証明書」をもらう必要があります。この証明書には、遺骨が分骨されたことが記載されており、新たな移動先への遺骨の搬送や納骨を許可するために使用されます。

お墓を移動するまでの必要な手続きや流れを解説

お墓を移動する際に必要な手続きと併せて、どのような流れで行えば良いのかを解説します。複数の書類を用意するため時間はかかりますが、抜けがないよう焦らずに一つずつこなしていきましょう。

下記では7つのステップをそれぞれ解説します。なお手順は役所やスケジュールの関係で、前後しても問題ない項目もあります。

 

  1. 1.お墓の移動を改装元の管理者に伝える
  2. 2.移転先を決める
  3. 3.受入証明書を発行してもらう
  4. 4.改葬許可証を入手・提出する
  5. 5.閉眼供養をして(魂抜き)遺骨を取り出す
  6. 6.移転先の管理者に書類を提出する
  7. 7.移転先で開眼供養(魂入れ)をして完了

 

お墓の移動を改装元の管理者に伝える

お墓の移動を検討している場合、まずは現在の墓石や墓地を管理している寺院や霊園に連絡し、改葬の意志を伝えます。その際は管理者から「埋葬証明書(埋蔵証明書)」「改葬承諾書」を発行してもらいましょう。

埋葬証明書とは、遺骨を埋葬する際に必要な公的な書類のことです。書類の内容には遺体の埋葬日時や場所などの情報が含まれます。

なお墓地の管理者と改葬申請者が同一人物なら、改葬承諾書を発行してもらう必要はありません。

移転先を決める

お墓を選ぶ際には交通の便が良く、利用しやすい場所や自分たちの望んだ供養ができる場所を重視することが重要です。

例えば納骨を移転させる場所として、墓地や霊園、納骨堂が挙げられます。中でも納骨堂は、一般的な墓地や霊園に比べて墓石を建てる必要がないため、初期費用や管理費を大幅に抑えられます。

さらに永代供養を利用することで、お墓の管理や一周忌・三回忌などの年忌法要の負担を軽減することが可能です。

永代供養は、ご遺族や子孫に代わって、霊園や寺院などがご遺骨を管理・供養するサービスです。管理と供養をすべて管理者に任せられることから、近年では特に利用されています。

受入証明書を発行してもらう

受入証明書を発行してもらうには、移転先の墓地管理者に連絡し依頼します。

受入証明書は、改葬許可証を市町村役場で申請する際に必要な書類の一つです。この証明書がなければ、改葬許可が下りないためお墓の移転ができません。

また「改葬許可申請書」も入手します。改装許可申請書は各自治体のホームページからダウンロードできることがあります。

書面には故人、墓地管理者、申請者の情報などを記入します。

改葬許可証を入手・提出する

改葬許可証とは、お墓の移転や墓じまいを行う際に必要な許可証のことです。

改葬許可証の申請には以下の書類が必要です。

 

  • ●改葬許可申請書
  • ●埋葬証明書または埋葬の事実を証する書面
  • ●改葬先の受入証明書または使用許可証など
  • ●申請者の印鑑
  • ●申請者の本人確認書類(運転免許証やパスポートなど)
  • ●その他必要に応じて提出する書類

 

上記の書類が揃ったら、移転元のお墓がある市区町村役場に提出します。改葬許可証を取得し行政手続きを行うことで、法律に基づいた形での遺骨の移転が可能になります。

閉眼供養をして(魂抜き)遺骨を取り出す

お墓には故人の魂や思いが宿っていると考えられています。そのため遺骨を取り出す前に閉眼供養を行うことで故人の魂を穏やかに送り出し、遺族の心の準備を整えます。

閉眼供養後は改葬先へ移動するために、遺骨を新しい骨壺やさらしの袋に納めるのが一般的です。なお遺骨が土に還っている場合は、土も一緒に移動します。遺骨を土に還すのは関西地方でよく見られるタイプです。

また、墓じまいを行う際には、契約時に石材店の業者との詳細な打ち合わせが必要です。業者は墓じまいの手続き、費用、期間なども説明し、遺族の要望に応じたサポートをしてくれます。

閉眼供養と遺骨の取り出し後、墓石や墓地の解体が行われます。最終的に墓地を更地に戻し、管理者へ返還することで墓じまいは完了です。墓じまいに関して不安や疑問がある場合は、専門家に相談することをおすすめします。

移転先の管理者に書類を提出する

移転元の管理者から受け取った改葬許可証を、移転先の管理者に提出します。その際、受入証明書を持参し、引っ越し先の管理者から署名捺印をもらいましょう。

これで新しく納骨するということが正式に認められたことになります。

移転先で開眼供養(魂入れ)をして完了

開眼供養(魂入れ)は、新しいお墓や仏壇、位牌などに故人の魂を呼び込むための儀式です。この法要によって、新しい場所で故人が安らかに眠ることができます。

開眼供養ではご家族や親しい方のみが参列し、墓前にて僧侶に読経をしてもらいます。

ほとんどの宗派で開眼供養を行いますが、浄土真宗では魂の入れ込みといった概念が存在しません。遺骨やお墓に仏様の魂を入れる儀式は行わないので、念頭に置きましょう。

お墓を移動するときにかかる費用を内訳で紹介

お墓を新しい場所に引っ越す際、どのくらい費用がかかるのか気になる方も多いでしょう。ここではお墓移動にかかる費用の内訳をそれぞれ紹介します。

僧侶に対するお布施

僧侶に対してのお布施は、開眼供養・閉眼供養ともに3万円〜5万円程度が相場です。

また僧侶が遠方から来られる場合には、交通費としてお車料を渡すのがマナーです。お車料の目安は1万円〜2万円が一般的ですが、距離や交通手段によって変動します。

その他にも、法要後に僧侶が会食に同席しない場合、お膳料として食事代を渡すのが基本です。お膳料の目安は5千円〜1万円程度です。僧侶が会食に参加する場合は必要ありません。

お布施やお車料、お膳料は、僧侶への感謝の気持ちを表す大切なものです。ただし地域や宗派、儀式の内容によって異なります。そのため事前にしっかりと確認し、準備しておきましょう。

墓石解体費

墓石の解体・撤去費用はお墓の面積によって異なりますが、一般的には1平方メートルあたり10万円〜15万円程度が相場です。

古いお墓を処分するか再利用するかによっても費用は変わります。

また墓石を撤去するだけであれば20万円程度で可能ですが、取り出したご遺骨を放置や廃棄することは法律で認められていません。そのため役所で行政手続きを行う費用もかかります。

お墓じまいにかかる総額としては、30万円〜300万円程度見ておくと良いでしょう。事前に計画を立て、必要な手続きや費用の見積もりを確認しておくことが大切です

新しい墓石代

新しい墓石の費用は、一般的には約100万円〜200万円とされています。墓石の形や大きさ、付属品が変わると金額も変動します。

墓石を設置する際の作業料は、約10万円〜30万円が相場です。しかし、墓地の場所によっては工事費用が異なる場合があります。

その他(お祝い金のお返しなど)

上記以外にかかる費用として、離檀料やお祝い金をいただいた際のお返し、お墓の運搬費などが挙げられます。

離檀料とはお寺との関係を解消し、檀家を離れる際にこれまでの感謝の気持ちを込めて差し出す金銭のことです。離檀料の相場は5万円〜20万円程度とされていますが、地域やお寺の格、これまでのお付き合いによって異なります。

また新たにお墓を建てた場合、親族や知人からお祝い金をいただくことがあります。その際は内祝いとしてお返しするのが一般的です。内祝いは金銭ではなく、カタログや商品券などを選ぶのが良いとされています。

なお、お墓の運搬料金の相場は20万円〜80万円程度ですが、墓石の大きさや移動距離によって変わるので事前に見積もりをとっておきましょう。

お墓を移動するときの注意点を紹介

お墓移動を決定する前に、後でトラブルにならないよう注意しておくべき点をまとめました。お墓移動を検討している方はぜひご覧ください。

家族や親戚に相談する

お墓の移動は家族や親戚にとっても重要なイベントです。移動の理由や背景を説明し、家族全員が納得した上で進めなくてはなりません。

事前に相談せずに進めた場合、後でトラブルにつながる可能性があります。特にお墓に対する考え方は人それぞれ異なるため、家族や親戚との話し合いを通じて意見や懸念を把握し、トラブルを未然に防ぎましょう。

また、お墓を移動する際には、僧侶による閉眼供養などの儀式が必要です。昔から付き合いのある菩提寺の住職にお墓を移動する理由をきちんと説明しないと、関係が悪化してしまうので注意しましょう。

お墓移動を決定したタイミングですぐに菩提寺の住職へ事情を説明し、日程などを決めておくと安心です。

遺骨の数を把握しておく

先祖代々のお墓の場合、過去帳の人数だけでも遺骨が30柱を超えていることも珍しくありません。しかし、実際に遺骨が存在するご先祖様の数を正確に把握しきれないことが多いでしょう。

そのためすべての遺骨を移動させようとしても、新しいお墓に入れられないといった問題が考えられます。

万が一移転先に納骨できないとなった場合の対処法としては、以下のような項目が挙げられます。

 

  • ●納骨堂に安置する
  • ●合祀墓で供養する
  • ●自宅で供養する(手元供養)

 

ただし合祀墓は血縁関係のない遺骨と一緒に合わせるため、合祀に抵抗を感じる方には向いていません。自宅で供養する方法も一般的ではないので、お墓がないなどの問題が発生した場合は納骨堂を選択するのが現実的と言えるでしょう。

移動先の墓地や霊園が受け入れをしているか

墓地や霊園によっては、古い墓石を受け入れないところもあります。また、石碑などの移動を禁止する受け入れ先が増えているため、必ず事前に確認しましょう。

受け入れ先が決まらない場合や、将来的にお墓を承継する人がいないなどの悩みがある方は、永代供養ができる納骨堂への移動を検討される方が多いです。

ゆめみどうは、400年の歴史を持つ麻布十番「龍澤寺」にある納骨堂です。都心に位置しながらも訪れる人々に安らぎを与え、明るく開放的な空間を提供しています。アクセスの良さと明るい空間が、多くの方に選ばれている理由です。

お墓移動ならゆめみどうへ相談しよう!まとめ

お墓移動をする理由として、跡を引き継ぐ人がいない、転勤でお墓の場所が遠くなってしまった、終活を始めたいなどが挙げられます。

お墓を移動するためには、元のお墓がある地域の自治体から改葬許可書を取得する必要があります。さらに埋葬証明書や受入証明書が必要です。

数種類の書類を用意するために、手順に沿って効率良く取得するようにしましょう。

また、お墓の引っ越し先をどう探すのが良いか迷っている方も多いかもしれません。選び方としては永代供養サービスがあり、駅から近くにある場所がおすすめです。

ゆめみどうは麻布十番駅から徒歩4分、六本木駅から徒歩10分というアクセスの良さが特徴の納骨堂です。永代供養なので承継者がいない方に向いています。また他にはないお得なプランのご用意もあります。

例えば、これまで宗教の関係やお寺の都合上難しいとされてきた、ペットと一緒にお墓に入ることも可能です。

施設には法要室を設けており、法事や法要などにご利用いただけます。また無料の資料請求や見学予約も受け付けています。気になる方は電話でお気軽にお問い合わせください。

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